理事長ブログ

新卒養護教諭研修会でお話しました。

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平成28年8月23日(金)、新潟県教育センターで、新卒養護教諭研修会で

「学校歯科保健について」

お話させて頂きました。

今年で3年目ですが、いつも楽しくお話させて頂いております。

学校保健、新潟県歯科保健条例、口腔保健法、新潟県健口文化フォーラム等を

説明させて頂いた後、あらかじめ寄せて頂いた質問(20問)にお答えするという形で

90分がアッと言う間に過ぎてしまいました。

新採用は、毎年減っているとのことでしたが、

優秀な先生方が集まっているようです。現場でどんどん経験を積み、

新潟県の学校歯科保健をリードして行ってほしいです。

12歳児の永久歯のむし歯数は全国一少ない、しかも13年連続という快挙は

フッ化物の利用が大きな要因ですが、養護教諭の活躍なしではできなかったでしょう。

子供たちが自分の健康を自分で守れる・また、8020達成者に

なれるように今後も、連携し協力して参りたいと思います。

訪問診療①

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開業28年になりますと、長年通院して頂いた患者様が、

さまざまな理由で通院困難になられることが多くなりました。

ご自宅や介護施設に伺いますが、時には道に迷ったり、吹雪の中を遭難?しかかったりと

なかなか大変です。

「介護保健」や「在宅診療」などという言葉もなかった15年ほど前から

脳梗塞後遺症で寝たきりになられた患者様の

ご家族の要請に応じて毎月1回、お口の中のおそうじと入れ歯の調整に

院長とベテラン歯科衛生士が往診していました。

14年間ほど(80歳~94歳)訪問診療を続けましたが、

ずーと、自分の口でお好きな物を食べておられました。

今後も在宅で寝たきりの方が増えるでしょうが、

「最後まで自分の口でおいしく食べる」

という生活の質を守るお手伝いをさせて頂ければと思います。

たけしの家庭の医学「歯がしみる」H24.12.11(火)の巻

有松歯科医院ブログ » Blog Archive » たけしの家庭の医学「歯がしみる」 H24,12、11(火)の巻

「たけしの家庭の医学」は、良く見る番組の一つです。

今夜のテーマの一つは、「歯がしみる」でした。

「歯がしみる」と訴える患者様が、毎日来られます。原因は、虫歯、歯周病、咬耗(かんで歯がすり減る)

、摩耗(歯ブラシなどにより歯が削られる)の他に

放送していたような「酸」があります。

柑橘類、健康酢のような酸っぱい物だけでなく、カレーなどの食事も要注意です。

食べたらお口の中は酸性になり、この時に歯が溶け出しますが、唾液の緩衝能(中性に戻す働き)

のお陰でまた、再石灰化が始まります。

今までは、「食べたらすぐに歯みがき」と指導していたのですが、最近は

「食べて15分~30分後に優しく磨いてね」という風に変わりました。

しかし、時間がない方やそのまま忘れてしまいそうな方は、今までどおりに食後すぐに優しくが良いでしょう。

また、加齢による唾液の減少や、緩衝能の働きが悪くなることにより

エナメル質が薄くなり弱くなることがわかりました。

もし、唾液量や緩衝能を調べたい方がおいででしたら、

15分ほどで検査ができますので、受付までご連絡下さい。

先日も、唾液の量が少なくなったと言われて来院された男性がおられましたが、

唾液量は問題なく、唾液を出すための運動や唾液腺マッサージを御話させて頂き、

その後安心されて帰られました。環境の変化により、ストレスが強くなり

口が渇くような感じがしたようです。

「歯がしみる」という事から唾液の話にまで広がりましたが、お口の中の問題は

深いですね。