たけしの家庭の医学「歯がしみる」H24.12.11(火)の巻
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「たけしの家庭の医学」は、良く見る番組の一つです。
今夜のテーマの一つは、「歯がしみる」でした。
「歯がしみる」と訴える患者様が、毎日来られます。原因は、虫歯、歯周病、咬耗(かんで歯がすり減る)
、摩耗(歯ブラシなどにより歯が削られる)の他に
放送していたような「酸」があります。
柑橘類、健康酢のような酸っぱい物だけでなく、カレーなどの食事も要注意です。
食べたらお口の中は酸性になり、この時に歯が溶け出しますが、唾液の緩衝能(中性に戻す働き)
のお陰でまた、再石灰化が始まります。
今までは、「食べたらすぐに歯みがき」と指導していたのですが、最近は
「食べて15分~30分後に優しく磨いてね」という風に変わりました。
しかし、時間がない方やそのまま忘れてしまいそうな方は、今までどおりに食後すぐに優しくが良いでしょう。
また、加齢による唾液の減少や、緩衝能の働きが悪くなることにより
エナメル質が薄くなり弱くなることがわかりました。
もし、唾液量や緩衝能を調べたい方がおいででしたら、
15分ほどで検査ができますので、受付までご連絡下さい。
先日も、唾液の量が少なくなったと言われて来院された男性がおられましたが、
唾液量は問題なく、唾液を出すための運動や唾液腺マッサージを御話させて頂き、
その後安心されて帰られました。環境の変化により、ストレスが強くなり
口が渇くような感じがしたようです。
「歯がしみる」という事から唾液の話にまで広がりましたが、お口の中の問題は
深いですね。