理事長ブログ

春が来た!?

  • image久しぶりの雪にドキドキしながら運転して、中条愛広苑様に往診に行きました。

ぼたん雪の舞う田んぼの間の道を選んで行くのですが、目の前も周りも真っ白。昼間なのにライトをつけないと進む道もわかりませんし、自分の存在も確認して貰えません。

15分程で到着。90代の女性の義歯修理と80代の女性の歯周病の治療を行ない帰路に着きました。

医院の駐車場に停めてある患者様の車の屋根にも5センチ位雪が積もっています。ふー、大変だったと、ふと、花壇に目をやると驚きました。

水仙がもう、蕾をつけています。しかも、雪に震えながら。暖冬で暖かい日が続いたので、もう、春になったと思ったのでしょう。そこに冬の使者到来で、どんなに驚いた事でしょう。

明後日からセンター試験が始まります。水仙にも学生さんたちにも、早く本当の春が来ますように。

歯の外傷(けが)

毎月、歯のけがで来院されるお子さんが複数います。

赤ちゃんから小学生が多く、症状や原因は様々です。

多くみられる症状を軽い方から示します。

☆歯がグラグラする

☆歯がかけた

☆歯が抜けた

原因

〇転んで顔をぶつけた(手が出なかった)

〇歯をぶつけた(鉄棒 人の頭 風呂の縁 等)

〇ボールがあたった(ドッジボール バスケットボール サッカー 野球等)

〇転落(階段 車 木等)などです。

治療法

問診、視診、レントゲン写真等で他に外傷がないか確認します。

なければ、動揺歯は隣りの歯と固定、かけた歯は修復します。

根け落ちた歯は、再植できることもあありますが、できない場合は

ブリッジや入れ歯(保険、自費両方できます)を入れます。

大きくなってからはインプラント(自費)という選択もあります。

予防法

産業医の先生とお話をしていてヒントを頂きました。

仕事を安全に行うための3つポイントから外傷予防のポイントを考えました。

作業環境管理

これから寒くなると、屋内で多数の子どもたちが活動する場面が多くなるでしょう。

また、家の中で縮こまりTVやゲーム等で体を動かす機会が少なくなるかもしれません。

人口密度、床の水、周囲の危険物等の環境整備、階段や玄関等の柵、浴室や浴槽の滑り止めマット、

等に配慮しましょう。

作業管理

手が出しやすく動きやすい服装 フードは引っかかりやすいので要注意

滑りにくい靴や靴下の着用

健康管理

心身共に健康であるように、気を付けましょう。

特に睡眠不足や過労(子どもさんも勉強、スポーツ、習い事などで多忙です。)に

注意しましょう。日頃から歯と口の健康を心がけ、清潔にし、

バランスの良い食事を摂り、顎の中で形成されている永久歯を丈夫に育てましょう。

フッ素塗布等のフッ化物利用は虫歯予防にもなりますが、歯の質を丈夫にします。

以上です。

NPO在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク第19回全国の集いin新潟2013

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平成25年9月22日、23日、朱鷺メッセ(新潟市中央区)にて表記大会に

参加してきました。

在宅介護の現場は、様々な職種が連携し、知恵や技術を提供し、

要介護の方やご家族を支えています。

歯科医師、歯科衛生士が口腔ケアを熱心に続けることにより、

交通事故で脳挫傷になり首から下が不自由になられた方が、

起きて椅子に座り、自分でご飯を食べ、歯磨きまでできるように

なられたという発表には、感動しました。

あきらめたら全ては無に帰します。

ご家族と歯科医師、歯科衛生士、看護士、介護士等日常の介護に

関わる全ての方の協力により患者様の笑顔が戻るのですね。

在宅介護は、生活全般に及びます。

勉強不足を痛感し、もっと学び実践していかなくては

思わせて頂いた貴重な大会でした。

全国から集まられた方々、そして運営関係の方々、

大変お疲れさまでした。感謝申し上げます。